ヴェイグス
ヴェイグスタイトル


ヴェイグスは1988年にGAME ARTS(ゲームアーツ)から発売されました。
ゲーム内容は右スクロール(強制)のサイドビューのメカアクションです。
でもアクションと言うよりもシューティングと言ったほうがいいかもしれません。
画面上下左右から現れる敵を片っ端から撃破していき、ステージの最後でボスキャラと戦います。

2321年、地球は正体不明の敵の攻撃を受け太平洋岸の都市のすべてが壊滅してしまう。
敵機の戦闘能力は地球の技術力を越えていて、反撃はほとんど効果がなかった。
しかし幸運にも撃墜できた敵機の性能解析により、その能力が明らかにされた。
連邦軍は敵の攻撃に対抗できる戦術格闘機「ヴェイグス」を開発し、
人類の存亡をかけた反撃作戦「オペレーションラストラリー」が開始された。
と、こんな感じのストーリーなわけです。

で、ヴェイグスの武器は左腕のフィールドパンチ、右腕のビーム、本体のバルカンです。
フィールドパンチは文字通りパンチ攻撃で、強力でボス以外ならほぼ一発で破壊できますが、
攻撃範囲が狭く連射も効かず、ボタンを押してからワンテンポ遅れるような感じになります。
ビームは威力は落ちますが連射ができ射程距離も長いです。しかし真っ直ぐにしか撃てません。
バルカンは上下に方向を調整できますが、あまりに弱すぎてほとんど使いものになりません。
とは言え、ヒザより下の敵を攻撃する方法はバルカンしかありませんが・・・
また、バーニアを強化することで、ジャンプだけでなく空中でホバーリングすることもできます。
敵の攻撃から機体を守るシールドも6段階までパワーアップすることが可能です。
通常シールドは時間と共に回復するのですが、シールドの許容範囲を越える攻撃を受けると、
一つずつシールドが減っていきます。説明が難しいのですがシールドを複数張っている感じです。
敵からのダメージを受け続けてシールドがすべて消滅してしまうと、
頭部センサー、右腕ビーム、左腕フィールドパンチの順に破損してバルカンしか使えなくなり
最後には大破してしまいます。シルフィードど同じパターンです。

ヴェイグスで忘れてはいけないのが反転(ターン)ですね。
反転中は当たり判定がなくなり無敵状態になるので、どんなに激しい攻撃をされても、
反転を繰り返していれば無傷で切り抜けることができます。
つまり、戦わずにず〜っと反転を繰り返していれば、無傷でボスの所まで行くことができるわけです。
でもそれをやってしまうと、パワーアップするためのポイントがもらえなくなっちゃいますけどね。
まあボスの所まで反転しながら進むというのは極端な話しですが、
「反転して攻撃」がヴェイグスの基本なので、反転を使いこなせないとクリアは不可能です。

TG-20D5 VEIGUES ゲーム画面 大破寸前 脱出

ヴェイグスについてはそれほど語るようなことはないんですよねぇ・・・
確かに面白かったことは面白かったんだけど、あまりに難しすぎてクリアできなかったし・・・
コンティニューもないから、ゲームオーバーになるとまた最初からやり直しになるし・・・
いや、それ以前にゲームオーバーになった時点でドッと疲れが出ちゃって・・・
結構やったんですけど、ミッション2にたまに行けるくらいにしかなりませんでした(涙
疲れが出るというのは、動きがが遅くてタルいんですよ。敵の接近を知らせる警告音もうるさいし・・・
あ、動きが遅いと言っても敵の動きや弾の飛んでくるスピードが遅いとはあまり感じないので、
スクロールが遅いんですね。だから1ステージがすごく長く感じ、余計に疲れてしまうと。
ミッションごとでも構わないのでセーブができたとしたら、印象もずいぶん変わってたでしょうけど。
でもオープニングやエンディングなどのビジュアルシーンはすごくよかったですね。
ミッション3終了後エンディングと思わせておいて実は・・・とか、上の画像の脱出シーン、
「無線が聞き取れない」と命令を無視してヴェイグスを回収(仲間を救出)しに向かったり、
ありがちと言えばありがちなのですが、それでもやっぱりいいですね。
う〜ん、感動するな〜。ヴェイグスの見どころはエンディングですよね。エンディング。
え?!ミッション2までしか行けないのになんでエンディングを知ってるのかって?
それは・・・・・む、無敵でクリアしたんですよ。でもちゃんとSDヴェイグスは自力でクリアしましたよ(笑


■おまけ■
ヴェイグスにはラウンドセレクト、ミュージックモード、おまけのゲームなどいろいろついています。
ゲームを開発された方のサイトに画像のついた詳しい説明があるので、そちらで見てください。

1988 GAME ARTS

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